2015年8月17日月曜日

スクリャービン前奏曲集op11をYuja Wangで・・・


スクリャービンを聴く機会がなかなかない方に聴いていただきたい。

小生の若い頃スクリャービンというと『法悦の詩』という交響曲がかなり有名であり、というか、これが唯一レコード屋さんにあったスクリャービンだったような気がするのだ。法悦の詩というとまだまともだが、元の英語訳はエクスタシーなので随分物議を醸した交響曲だったのだ。

そんなイメージをお持ちのまま年を重ねられたクラシックファンもまた多かろうと思うのだが、実は小生スクリャービンはピアノ曲がすごくすごくよろしいのだということに最近気がついたのだ。

ここ数年小生のお気に入りのピアニスト「ユジャ・ワン」のおかげである。ピアノ曲を知らずにスクリャービンのことを敬遠されるのはもったいないと思う。少なくともショパンが好きな方なら、 スクリャービンのピアノ曲は無視できないと思う。何しろ小生の評価ではショパンを超えている。ショパンに似ているが、ショパンの亜流では決してない「20世紀のもうひとつのショパン」を是非聴いてほしいと思います。

ユジャ・ワンの最初の曲は前奏曲集の作品11のさらに11番であるが、これが気に入ったら前奏曲集全曲揃えてもいいと思う。24曲全てが良い。こんな作曲家がいたのだ。私は幸せな気分です。

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