2015年7月22日水曜日

マックの自衛策

  1. 8GB以上のメモリースティックを何本も購入。「Lion」 「Moutain Lion」 「Marverics 」「Yosemite」それぞれ専用のインストールUSB memoryを作成。(これでいつでもどの時代にでも戻れるのだ)

  2. (閑話休題)インストールUSBを作るのは、実はそんなに簡単ではない。参考のために「Mountain Lion」用のディスク作成参考ページをnoteしておく。


  3. 500GB程度のハードディスクを2個新しく購入。取り敢えずCarbon Copy Clonerというソフトをダウンロードして、これを用いて外部HDDにマックの中身をすべて移す(コピー)する。大事なのは外部から立ち上げることが可能なディスクにすること


  4. (閑話休題)最近のマックはアップルストアが公式には認めないソフトのインストールを拒絶することに初めて気がついた。Carbon Copy Clonerもそんなソフトの一つであるが、その割には最近のマックのムック本には登場して有名なのだ。おかしいな。小生がダウンロードすると、最終段階で拒否される。おかしいな。ようやく辿り着いた回避策はこれだ。「システム環境設定」→「セキュリティーとプライバシー」 →「一般」の画面。よく見ると下のカラムが薄ぼんやり。ここにダウンロードしたソフトの実行許可が載っている。左下の「変更するにはカギ」をクリックすると薄ぼんやりが鮮やかな色に変わり、Carbon Copy Clonerが使えるようになるという仕組みだ。自分で責任を負うならよろしいと。これだけのことを発見するのに実は相当の時間がかかっている。


  5.  先日古くて保障の対象外であるマックはどうすることもできないと書いたが、ネットで探すと「自分でHDDを買ってきて入れ替える方法について」解説するページがある。例えば小生の「iMac Early 2008」であれば、こんなページが存在する。購入するHDDについては、こんなページがある。いずれも自己責任であるが、でも大型ゴミで捨てる前に一度は試みても良い。

  6. アクセス権の修復:前回マックが調子悪くなるにつれ、アクセス権が壊れているファイルが急増した・・・と書いたが、これを修復するにはディスク・ユーティリティ(あるいはOnyXという有名なソフト)が便利である。実はこれにも追加情報があり、修繕できないファイルもあるというのだ。修繕できなくても無視して良いファイルの一覧がアップルのホームページにあるのでnoteした。


  7. いすれにせよ比較的冷静に対処できている大きな理由はTime machineを初めとして、複数のデータ保存を行っているおかげである。これと「そっくりそのままHDDコピー」を行っているからだ。データがなくなったとしたら、取り返しがつきません。最近では自宅のコピーを職場に、職場Macのコピーを自宅に保存することにしている。火事にでもあったら大変だからだ。写真と音楽と落語のファイルはかけがえがないからなあ。

2015年7月19日日曜日

Macintoshに物申す

Macintoshに物申す

といいたい。初めてIIciを使ってから24年くらいになり、これまであまり文句らしい文句もなかったのだが、この一月の出来事には物申したい。手元にマックは3台あった。職場にiMac、自宅にiMacとMac Book Airである。いずれも7〜8年使っている。これが先月のある一週間の間に立て続けに不調となった。あまりの急な出来事に、ウイルスかもしれないと思った。ただ小生マックユーザーにしてはいささかウイルスには神経質であり(なんせ24年の間にはウイルス感染被害にあったことは2〜3回ある)カスペルスキーの抗ウイルスソフトは常駐させており、週に一回は最新のチェックは受けていたのだ。

  1. 最初に死亡したのは自宅の iMacである。2008年版でMoutain Lionで動かしていた。確かにファイルのアクセスに時間がかかったり、ファイルのオープンにやたら時間がかかることもあり、そろそろ買い換えようかなと思いつつ使っていた。
  2. option+restartでrecovery discに戻り、ディスクユーティリティからアクセス権の修復を行うと、やたら多くのファイルのアクセス権が壊れている状況は続いていた。右側のファイル修復では不思議と壊れたファイルはない。
  3.  アクセス権破壊は当初はiTune関連ファイルに多かったのだが、そのうち周辺ファイルに及ぶようになり、日に二度試みたこともあった。だいたいこの辺りで「事態は最終段階に近づいている」なあとは思っていた。
  4. いたが、通常業務は使えていたので、バックアップを念入りに取り(Time capusuleとHDまるごとコピーの二段構え)その日を待っていたら、ついに立ち上げが不能となった。
  5. そこでApple storeに電話をしたのだ。この電話が繋がった先が「札幌」なのである。コールセンターが地元と無関係に置かれている。いかにもアメリカである。最初に告げられたのはApple storeではなく近くの「量販店」の補修コーナーだった。どこにあるのか詳しく聞いても埒が明かない。それはそうだろう、地の利がないだけに、要領を得ないのだ。
  6. ようやく分かった「量販店」にあの重い iMacを持ち込んで、backyardに持ち込まれ10分位して店員がいうのが「お客さん、ハードディスクがやられているようです。このマックはビンテージなので、これ以上どうしようもありません」「HDDがダメだろうとは予想していた。データは別に保存しているから、データ修復等は要らないからHDDを交換してくださいな」とお願いすると「ビンテージはアップルから触ってはいけないと言われていますので・・」との答えである。だいたい「ビンテージ」って何よ?いろいろやりとりしていてわかったのは「部品の保存期間」が5年になっていること、「古い時代遅れのマックに搭載可能なHDDは手に入らない」(馬鹿野郎、探せばいくらでもあるだろう、ネット上に)ということだった。
  7. 「でも僕はこのマックを修繕したいんだ」といくらいってもダメだった。「アップルストア」に行ってくださいと言われた。重い「ビンテージマック」を抱えて、そこから500mくらい離れた「アップルストア」に出かけた。嫌な予感はしたが、根性で行ってみた。
  8. 案の定「予約がないとだめです」である。 
  9. ネットで予約をとって(5日後である!)仕事の帰りに持ち込んだが、やはり「ビンテージマック」はどうしようもないの繰り返しである。
  10. 僕が言いたいのはマックの保証期間と補修可能期間についてもう少し詳しく丁寧な案内があってもいいだろうということである。このへんがいかにもアメリカの企業なのだ、今のアップル・ジャパンは。なんど足を運ばせればいいのだ。
  11. 「7年も故障なしで使えたからいいじゃないか」 という意見にはくみしない。日本で商売したいのなら、もう少し丁寧な案内をしなさいよ。まったく。
  12. というわけで、全く久しぶりに iMacを買いました。Yosemiteという最新のOSXをしょうがないので付き合っているが、これにも文句があるのだ。
  13. 最も腹がたったのは「写真」というデータベースである。ちょっと前までiPhotoといっていたあのソフトデータベースである。10年以上じっくり溜め込んで丁寧にキャプションをつけていた私のフォトライブラリーをズタズタにしやがって!まずキャプションがそっくりなくなってどこかに飛んでいってしまった。使い勝手が極めて不良である。
  14. 昔の環境に戻りたい人には丁寧に案内してくれれば良いのに、それはやらない。OSが上がった時に「暴力的」に新しい環境に合わせろという今のやり方には全く馴染めないのだ。 
  15. 僕にはOSはMoutain Lionあたりが最も使いやすいのだ。OSのダウングレードを真剣に考えている今日このごろである。かつてMarvericsになった時に一回ダウングレードした経験はあるのだが、今のマックは「購入時のOS」の縛りがあるようで、それなら古い「生きたビンテージマシーン」をネットで買ってもよいとすら思います。
  16. ジョブズがいなくなって、アップルの「洗練」も次第に擦り切れ始めているような気がする。ああいやだいやだ。