2011年7月31日日曜日

2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦の国会答弁

東京大学の児玉龍彦教授による2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)

児玉さんといえば「スカベンジャー受容体」を発見遺伝子単離した研究者として小生の記憶に残る方である。この単離物語は当時の朝日新聞にも取り上げられたため印象に残っている。留学中にはついに発見できず、帰国の際の飛行機の中で最後のシークエンスゲルをなかば諦めながら読んでいたところ、そこに求めていた遺伝子があったという劇的なエピソードである。成田に到着後、直ちにアメリカに引き返し仕事を仕上げたのだった。その当時(1980年代)体内の不要物に注目した研究などあまりやられていなかったと思う。これは体内の「掃除屋さん」を際だたせた最初の報告だったかもしれない。scavengeという単語も今ほど知られていなかった。

1 腐肉を食う動物(コンドルジャッカルなど).
2 ごみをあさる人;清掃具;⦅主に英⦆街路掃除人

こんな感じ。動脈硬化が血管内皮ー中膜の掃除不全(コレステロールや脂肪成分が貯まるのは、掃除が行き届かないなから)から起こるというのがこの研究の基本にある考えだ。今となってはとてもよくわかるお話しだが、当時は最先端すぎてついて行けなかったなぁ。せいぜい発見のエピソードに感激して「最後の最後まであきらめたらいけないのだ」と肝に銘じた覚えが残る。

小生にとっては児玉先生は以上のような方である。分野が違いすぎて一度も講演などをお聞きしたこともないし、その後の経緯(東大教授になられたこと)もしらない。

この「渾身の国会参考人説明」には驚いた。学者生命をかけた論説かもしれないと思わせるくらい鬼気迫るものがあります。これは引用しなくてはいけないと思った次第である。


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