2011年4月19日火曜日

嗚呼ボストン、されどボストン!:2時間03分02秒

今年のボストン・マラソンは昨日(本日)行われたが、すごい記録が出たようだ。優勝記録が2時間03分02秒である。ゲブレセラシエの世界最高記録(2008年9月28日:ベルリンマラソン:2時間3分59秒)をほぼ一分短縮した。

ボストンマラソンのコースは歴史的なコースゆえに、過去いろいろな人間模様が繰り広げられてきたが、その最大の特徴(になっちまいやがった!)は、ここで世界新記録を出しても公認されないことである。コースが片道であることが最大の理由。国際陸連はマラソンの世界最高記録についてはかなり細かい条件を要求している。

もっともボストンはほとんどの年は条件が悪く、記録が出ないコースなのだが、たまに気温が低く、そして本当に稀に強い西風が吹くときとてつもないことが起こることがある。まあ、今年もそうだということだ。過去に有名なのは1994年であり、優勝したC・ンデティ(2:07:15)以下11人が10分以内でゴールしたのである。しかしちょっと条件が悪く気温が高いとたちまち「ホノルルマラソン」のようになってしまう。
それでも人材が集まるのは名門ゆえ。

ここで、こんな記録が出ることは稀であるが、マラソンの神様はなんという意地の悪いことをなされたのだろう。これからこの記録が破られるまでには数年かかろう。だって次の世界最高記録は2時間2分台(九分九厘)なのだ。それまでこの記録がどのような扱いを受けるか・・・

アメリカのことであるからごり押しも考えられる。
しかし絶対にそんなことは認めてはならぬ。ボストンマラソンは特別のマラソンとして愛され続ければよい。またコースを変えてはならない。そんなことをしてはかつての福岡マラソンがたどった衰退の二の舞である。記録は記録。名門は名門。矛盾もまた良いではないか。



Top 10 Men, 2011 Boston Marathon

1. Geoffrey Mutai... KEN... 2:03:02
2. Moses Mosop... KEN... 2:03:06
3. Gebre Gebremariam... ETH... 2:04:53
4. Ryan Hall... USA... 2:04:58
5. Abreham Cherkos... ETH... 2:06:13
6. Robert Kiprono Cheruiyot... KEN... 2:06:43
7. Philip Kimutai Sanga... KEN... 2:07:10
8. Deressa Chimsa... ETH... 2:07:39
9. Bekana Daba... ETH... 2:08:03
10. Robert Kipchumba... KEN... 2:08:44

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