2010年11月24日水曜日

内田さんによる北朝鮮事情雑感

今回の北朝鮮の砲撃について内田樹さんが面白い解説を述べている。

独裁体制のピットフォールについて


小生もなぜに韓国は比較的冷静に事態を眺めていられるのか不思議だったので、この解説というか想像力にはなるほどと思った。ほとんど情報がないのにこのような文章が書けるということが、なんとも厚顔無恥というか、自信満々というか、素晴らしい。ほめんてんだよ、私は。

北朝鮮の体制が壊れるのは、実は小生の願うところではない。本当は心から願わなければならないのだろうがーだって拉致被害者の皆さんの安否があるのでーしかしそれでも体制崩壊は恐ろしい。壊れるなら上手に壊してほしい。非武装緩衝地帯を何らかの形で残してもらわないと、中国と韓国が国境線で対峙するgeometryはなにかとストレスフルなものとなろう。日本にとっても中国にとってもアメリカにとってもそして韓国にとっても、西側の国と中華人民共和国があの地で直接国境を接するストレスは耐え難いものであろうと思うのだ。

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