2010年7月17日土曜日

今回の参院選:秀悦なる解説

内田さんのブログで面白かったのでつい引用。
前後の説明無く一部引用はミスリードの危険性あるが、もう一度読みたくなったら

フリーズする政治   を参照のこと。

・・・・・・・・・・・・・これはダブルバインド・セッティング以外の何ものでもない
そう考えると、日本の有権者が何をしようとしているのかを伺い知ることができる。
彼らは政治過程を「フリーズ」させようとしようとしているのである。
政治家たちを「黙って嵐が過ぎるのを待つ」ようなマインドセットに追い込むことを目指しているのである。
もちろん、個々の有権者に訊ねてみれば違うことを答えるだろう。
けれども、総意としては「政治過程のフリーズ」を求めているのである。
衆院与党が3分の2に達しない「真性ねじれ国会」とは、多くの識者が指摘するとおり、「何も決まらない国会」である。
ダブルバインドの呪縛にかかった国会である。
大勝した自民党は、国会で攻勢に出て、対米外交や税制改革で民主党に大幅な譲歩を求めるかもしれない。
でも、そのときに、たぶん自民党支持率は一気に下がるだろう。
自民党の政治家たちは、「いったい、有権者は私たちに何をしてほしいのか?」と困惑して自問することだろう。
政治家たちがどうしていいかわからないで立ち尽くすこと。
それが、今回の選挙で国民が総意として選んだ政治の姿なのである。・・・・・・・・・・・・・・・・

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