2009年2月20日金曜日

ランドセン

S状結腸癌術後のGさん。認知症が多少あるが、順調に退院間近まできたと思っていたが、昨日朝から急な頭痛と両上肢の振戦であり、特に振戦に悩まれておる。こんなのは初めてである。早速神経内科のO先生に相談する「代謝は大丈夫ですかね?アンモニアとか」「正常です」{CT取りましょうか」「はい・・」ということで撮られたCTは88才の標準的な脳回の隙間だらけの像であり、出血はないようだ。

ということになれば「振戦」ですかね・・・・とO先生・
「えっ、振戦ですか」
「はい、ランドセンという薬がありますから、続くようなら使われては・・・」

てんかん発作を予防するお薬です。そのほか、体のふるえやパニック障害などの治療に応用されることがあります。
  • 脳の神経をしずめて、てんかん発作が起こりにくい状態にします。とくに、顔や手足がぴくつくミオクロニー発作に効果が高いです。他の抗てんかん薬が十分効かないときに切り替えたり、併用することもあります。
  • 神 経をしずめる作用があることから、医師の判断により、いろいろな精神・神経系の不調に応用されています。たとえば、体の不随意運動(無意識な体の動き・ふ るえ)、レストレスレッグ症候群(むずむず脚症候群)、パニック障害を含め各種神経症、さらに躁病やうつ病などの治療に使用することがあります。
  • 通常成人、小児は、初回量クロナゼパムとして、1日0.5〜1mgを1〜3回に分けて経口服用する。以後、症状に応じて至適効果が得られるまで徐々に増量する。通常、維持量はクロナゼパムとして1日2〜6mgを1〜3回に分けて経口服用する。

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