2008年10月30日木曜日

宿便性直腸潰瘍

Stercoral ulcer

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Stercoral ulcer is an ulcer of the colon due to pressure and irritation resulting from severe, prolonged constipation. It is most commonly located in the rectum. Individuals with this condition are at risk for stercoral perforation.

[edit] References

Maull K, Kinning W, Kay S (1982). "Stercoral ulceration.". Am Surg 48 (1): 20–4. PMID 7065551.

先週からみていた肛門痛の老女は、結局これだったようだ。治療は一切、肛門に薬をいれないこと。座薬だめ!
ただひたすら緩下剤と下剤で排便をコントロールする。今日の診察では見違えるように症状がとれていた。

2008年10月25日土曜日

プーランクはなかなかよいぞ

プーランクのオーボエ・ソナタ等々を茂木大輔のCDで聴いた。これがなかなか良いのだ。プーランクとは琴線が共鳴しそうだ。生きる力になるような音楽ではないが、調味料としてはなかなかの優れもの。フランス流のエスプリもまあまあだ。大衆的かもしれんが、そこがいい。
これを大衆的と書くと怒る人がいっぱいいそうだが、下衆ではないのだからいいのではないかと。大衆のなかには品の良い御仁、御夫人も多くいることだし・・・・。

2008年10月22日水曜日

新鮮な結核と遭遇

外来でちょっとショッキングなことが・・・・。

一昨日の午前中の外来はことのほか「風邪」が多く、先週の土曜日が異常に暑かったせいなのか体調を崩した患者軍のなかに27歳の主婦が現れた。ただの風邪だと思い、薬を出しておしまいにしようかとも思ったが、ひときわ痩せが目立つ。なんかいやだな。そこで胸部のXpを撮ったら、右の上肺野の高度の炎症、あるいは空洞?これはひどい。・・・あるいは結核!?!

痰を速攻で検査に出した。患者さんには一旦家に帰ってもらった(子供:一才!がいたので)。3時間後の結果は「ガフキー7号」であった。
翌日老舗の結核病院に連絡し患者さんに受診してもらったが、あるんですねこんなことが。

25年外科で消化器の癌をやっていた私であるが、ヴァージンの肺結核をみることになるとは思わなかった。あっというまに診断がついて良かった。しかしそれでも保健所から電話はくるは、病院の感染制御チームから指導はあるは、やれ胸写だ・・・とかまびすしい。

2008年10月18日土曜日

せん妄の診断基準

せん妄の診断基準
 
注意を集中し,持続し,転導する能力の低下を伴う意識障害(すなわち,環境認識における清明度の低下)。
認知の変化(記憶欠損,失見当識,言語障害など)または,すでに先行し,確立され,または進行中の痴呆ではうまく説明できない知障害の出現。
その障害は短期間のうちに出現し(通常数時間から数日),1日のうちで変動する傾向がある。
全身性内科疾患に起因するせん妄では:

病歴,身体診察,または臨床検査所見から障害が全身性内科疾患の直接の生理的な結果であることを示す。
物質中毒性のせん妄の場合:

以下のいずれかを示す,病歴,身体診察,または臨床検査の所見。


1. 最初の2つの基準に記載された症状が物質中毒の期間に出現。


2. 薬物使用がその障害と病因的に関連している。

物質離脱性のせん妄の場合:


離脱症状群の期間中,または少し後に,病歴,身体診察,または臨床検査所見から最初の2つの基準に記載された症状が生じた証拠がある。

複数の病因によるせん妄の場合:


病歴,身体診察,または臨床検査所見から,そのせん妄に2つ以上の病因(例,2つ以上の全身性内科疾患,全身性内科疾患+物質中毒または薬物の副作用)があるという証拠がある。
American Psychiatric Association: Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 第4版. Washington, DC, American Psychiatric Association, 1994, pp. 129, 131-133を改変;許可を得て転載。Copyright, 1994 American Psychiatric Association.

せん妄−2

せん妄

(急性錯乱状態)
認知,気分,注意,覚醒,および自覚に関する動揺性の障害を特徴とする臨床的状態。以前に知的障害がなくても,あるいは慢性の知的障害に加重する場合にも急性に発症する。
 せん妄と急性錯乱状態を同義語として使う臨床医がいる。別の人は,せん妄を活動亢進のある混乱した人という意味で使用している。さらに別の臨床医は,せん妄という言葉を,完成した錯乱状態や軽度の見当識障害に関して使っている人もある。
 注意散漫(意識混濁)であったり注意を払うのが困難な人は,周囲の事情からのデータを正確に理解したり解釈したりすることや,さらに新しい情報を獲得したり記憶することも困難である。このような人は事実に基づく情報を誤って解釈したり錯覚を起こすことがある。このような結果として,論理的に思考することをせず,象徴的なデータ(例,算数,ことわざの説明など)を扱うのに困難を覚え,不安になったり動揺したり,周囲から身を引くことになり,偏執的で妄想的な方法で思考するようになる。


病因
 せん妄は,正常な脳の人に生じることがあるが,痴呆のような潜在的な脳疾患のある人により多く生じる。高齢者にはさらに普通にみられ,おそらく神経伝達 物質内の変化,老人性の脳細胞消失,随伴性疾患によるものと思われる。せん妄は,一次性脳疾患が原因のことも,身体のどこかの疾患が脳を侵すこともある。 代謝性,中毒性,構造性,または感染性の原因のことが多い。原因に関係なく,大脳半球,間脳視床,脳幹の網様体賦活系の覚醒機序が生理学的に機能障害に陥 る。急性疾患にさらに付加された睡眠障害や極端なストレスは,せん妄の症状を悪化させることがある(集中治療室精神病の場合と同じ)。
 代謝性または中毒性:実際には,いかなる代謝性疾患もせん妄を起こすことがある。いくつかの重要なせん妄の代謝性および中毒性の原因を表171-2に示す。高齢者の場合,薬物副作用が最も一般的な原因である。
 構造的原因:せん妄を突然生じさせる構造病変として,血管閉塞,脳梗塞,クモ膜下出血,脳出血,原発性または転移性脳腫瘍,硬膜下血腫,脳膿瘍がある。大部分の構造病変はCTまたはMRIで検出でき,多くは身体診察中に見出しうる局所性神経学的徴候がある。
 感染性:せ ん妄が,急性髄膜炎,脳炎,脳以外の感染による恐らくは毒素の同化作用,発熱により,起こることがある。肺炎(たとえ酸素欠乏がなくても),尿路感染,肺 血症,ウイルスによる発熱が脆弱性の脳に精神錯乱を生じさせることがある。緩徐発達する塞栓性膿瘍や日和見感染は臨床的診断が困難であり,場合によって は,適切な評価のために脳生検が必要となる。

表171-2 せん妄の代謝性および中毒性の原因→


症候
 せん妄の症状はしばしば急速に変動する。それは分単位で生じることもあり,夕方になると悪化する(日暮れどき症状)傾向がある。最も顕著なのは,時間や 場所または人に対する見当識障害に伴って起る意識混濁である。注意力は低下する。日々の出来事や日常の事柄についての混乱が普通である。人柄や感情の変化 もよくある。症状は,短気,不適切な行動,恐怖心,過剰精力,あるいは妄想症,幻覚症(通常視覚性),偏執症のような,あえて率直にいって精神病的な症状 からなる。人によって,もの静かになったり,引っ込み思案になったり,無感動になったりするのに,興奮しやすくなったり,活動亢進状態になる人もいる。身 体的情動不安はぺーシングによって表現されることが多い。患者は少しの間矛盾する情緒をみせることがある。思考の仕方は支離滅裂となり,話し方は目立って 不明瞭な発音,早口,新造語,失語症的間違い,雑然としたパターンなどが一緒になり,しばしば訳のわからないものになる。正常の睡眠や食事パターンは,た いていひどくゆがめられる。めまいを経験する患者もいる。


診断
 せん妄の予後は深刻であり,潜在的な病気は治療可能なので,早急に医療評価を行う必要がある。ある推定値によれば,入院したせん妄の高齢者のうちの18%は死亡する。また,錯乱を発現する患者は,発現しない患者に比べて入院期間は2倍に達する。
 診断はほとんど完全に臨床所見に基づく。診断基準を表171-3に示す。臨床検査として,生化学一式,骨髄像など全血球計算,米国性病研究所試験(VDRL)のような梅毒検査,尿検査とその培養,血液培養,甲状腺機能検査,ビタミンB12値, 中毒に関するスクリーニングを行わなければならない。てんかん重積持続状態(成人の場合症例はごくまれ)や脳炎の疑いがない限り,脳波検査,腰椎穿 刺,SPECT,ポジトロンCTは有用ではない。単純および造影CTにより古い梗塞や新しい梗塞,硬膜下血腫が検出できる。
 感情鈍麻を伴うせん妄と,うつ状態とは併存していることもあるが,とくに高齢者では区別しなければならない。同様に,せん妄を伴う精神興奮や幻覚も機能 性精神病と区別する必要がある。機能的精神病は,せん妄状態(または中毒に罹患した)の患者にみられる精神障害で,ほとんどいつも見当識障害,記憶喪失,認知覚障害をもっていない。躁病または精神分裂症型障害の病歴があるときには,精神疾患の存在を示唆する。
 全身性の内科疾患はせん妄の発生を促進することがあり,治療開始に当たり,これを探索しなければならない;この例としてウェルニッケ-コルサコフ症候群 がある。本症は,錯乱,見当識障害,記憶喪失を特徴とする。低体温,頻脈,低血圧,振戦,眼筋麻痺は,アルコールに関連した疾患を強く示唆する。欠神と複 雑性部分発作からなるてんかん重積持続状態では,せん妄と区別困難な錯乱状態を生じることがある。しかし,発作状態は,せん妄に比し困惑の様相は明確では あるがさほど重症ではなく,また嗜眠性も強くない。てんかんに罹った患者は,一見錯乱状態ではあっても,通常大部分のせん妄患者と比べて驚く程によい方向 感覚をもっている。非けいれん性てんかん状態は,脳波によって容易に検出できる。脳波上スパイク除波や鋭波放電があると,診断に役立つ。せん妄だけがけい れん性てんかん状態の発生を促進することはめったにない,しかし,全身性強直間代性発作は,しばしば1〜2日以内にせん妄の状態に陥る。脳症では,両半球 の脳波はα波よりも遅い徐波を示す。三層波が肝性脳症や腎性脳症に現れることがある。

表171-3 せん妄の診断基準→


治療
 潜在的原因を迅速に確認し,これを適切に処置した場合,特に原因が低血糖,感染,医療性因子,薬物毒性,電解質平衡異常のときには,症状は通常可逆的である。しかし回復はゆっくりであり(数日,数週間ないし数カ月のことさえある),特に高齢者は遅い。
 すべての不必要な薬物は中止する。診断された疾患を治療し,水分補給,栄養補給を行う。アルコール乱用や禁断症状の疑いのある患者には吸収を確実にする ために,毎日チアミン100mg筋注を少なくとも5日間行う。入院中,このような患者は,自律神経障害や錯乱が悪化することから禁断症状がはっきりするの で,これらの徴候についてモニターする必要がある。
 病室はできるだけ静かで落ち着いたものとする。照明は暗くするが真っ暗ではない方がよい。医療関係者や家族の人達には,患者を元気づけ,環境になじむよ うにさせ,あらゆる機会に状況などを説明する。必要でない限り,内在疾患を改善させるための付加的な薬物は避ける。しかし,ときには精神興奮は症状に応じ て治療する。特にその症状が患者本人,看護人,医療関係者の安全を脅かす場合に必要である。慎重に拘束し,患者が静注などパイプラインを引き抜かないよう にする。拘束具は,その使い方の訓練を受けた人が取り付け,損傷を生じないように少なくとも2時間毎に自由にし,できるだけ早く止めるようにする。
 せん妄の治療薬物の選択に参考になるような科学的データはほとんどない。少量のハロペリドールの投与(わずか0.25mg経口,静注,または筋注)また はチオリダジン(5mg経口)がせん妄の患者の治療に有用である。比較的多量の投与(ハロペリドール2〜5mg,チオリダジン10〜20mg)がときに必 要である。ハロペリドールに代わってリスぺリドンのような最新の薬物が経口療法で用いられるようになった。これは静注,筋注はできない。短期間ないし中期 間作用するベンゾジアゼピン(例,アルプラゾラム,トリアゾラム)は,しばらくの間精神興奮を制御することができる;ベンゾジアゼピンは錯乱を悪化させる ことがあるが,必要であれば,最少有効量を投与する。回復の評価ができるように全ての精神興奮薬はできる限り減量し,可能な限り早く投与を中止する。

せん妄の治療薬物

せん妄の治療薬物の選択に参考になるような科学的データはほとんどない。少量のハロペリドールの投与(わずか0.25mg経口,静注,または筋注)またはチオリダジン(5mg経口)がせん妄の患者の治療に有用である。比較的多量の投与(ハロペリドール2〜5mg,チオリダジン10〜20mg)がときに必要で ある。ハロペリドールに代わってリスぺリドンのような最新の薬物が経口療法で用いられるようになった。これは静注,筋注はできない。短期間ないし中期間作 用するベンゾジアゼピン(例,アルプラゾラムトリアゾラム)は,しばらくの間精神興奮を制御することができる;ベンゾジアゼピンは錯乱を悪化させることがあるが,必要であれば,最少有効量を投与する。回復の評価ができるように全ての精神興奮薬はできる限り減量し,可能な限り早く投与を中止する。



認知症とせん妄


肥厚性鼻炎

肥厚性鼻炎

シングレア (10) 1T 1x
アルデシン AQネーザル

肥厚性鼻炎

下鼻甲介が腫れっぱなしで、鼻が詰まりっぱなし。辛い鼻炎です。

鼻炎が慢性化したうちの、特に下鼻甲介の腫れが慢性化したものが慢性肥厚性鼻炎と呼ばれます。原因は急性鼻炎の繰り返しや鼻中隔湾曲、薬剤、糖尿病や肝・腎・肺疾患などによる鼻粘膜のうっ血など。長年のアレルギー性鼻炎により粘膜の腫れが慢性化することもあるようです。

症状は、とにかく鼻が一日中詰まりっぱなしで点鼻薬(血管収縮剤)も効果がありません。多くは両側の鼻が詰まりますが、鼻中隔湾曲症の場合は広い方の鼻腔が詰まることも。あとは粘りけのある鼻汁、後鼻漏もあります。
逆に鼻が通る時があり、点鼻薬が効けば慢性単純性鼻炎です。

どうやら、さまざまな鼻炎が慢性化した結果、下鼻甲介が腫れっぱなしになった病気の総称が慢性肥厚性鼻炎となるようですね。

肥厚性鼻炎の治療は、薬による治療で効果が少ない場合は外科的治療になります。下鼻甲介粘膜の切除、粘膜のレーザー焼灼など。鼻中隔湾曲があれば矯正します。

また、原因となっているアレルギー等を治療すれば、肥厚が解消される場合もあるようです。

ついでに・・・

市販点鼻薬による薬剤性肥厚性鼻炎が問題になっています。
鼻づまりを治すつもりで、逆に悪化させたんじゃ洒落になりません。気を付けましょう。


注意!市販点鼻薬:薬で肥厚性鼻炎?

ご存じの方も多いと思いますが、市販の点鼻薬は良く効くそうです。
でも、使い過ぎるとヤバイっす。

市販されている点鼻薬(スプレー)の多くは、成分に血管収縮剤が含まれています。
鼻が詰まっている時に鼻スプレーを使うと、鼻粘膜の腫れが治まり鼻が通ってきます。これは、血管収縮剤が血管の壁を通る自律神経を刺激して、血管を収縮させるためです。
初めての使用ならば、かなりの即効性があるとのこと。

しかし薬の成分が血管を収縮させているので、数時間経つと、鼻粘膜は元の状態に戻ります。
例えば風邪による鼻づまりに点鼻薬を使用した場合、薬の効果が切れた時に風邪が治っていれば、粘膜は健康な状態に戻ります。しかし、点鼻薬が鼻づまりの原 因を治療するのではないので、病気が治っていなければ、効き目が切れると粘膜は腫れた状態に戻って、また鼻づまりです。

そ もそも鼻づまりを解消するために薬を使うのですから、また点鼻薬を使用→鼻が通る→詰まる。これを繰り返すと、しだいに鼻粘膜の自律神経の働きが変調をき たし、点鼻薬の使用量、回数を増やさなければ鼻づまりが解消されなくなります。薬なしでは鼻が通らない。点鼻薬の副作用による依存です。

そして最後には鼻粘膜がむくんで腫れっぱなしになり、点鼻薬が全く効かない状態に・・・点鼻薬による肥厚性鼻炎です。

現実に苦しんでいる方にとって、点鼻薬を断つことは非常に辛いと言われますが、とにかく市販点鼻薬の使用を止めることが治療の第一歩になります。

“市販の点鼻薬には二度と近づかない”これが鉄則。

病 院では

ステロイド点鼻薬、
抗ヒスタミン剤内服、
レーザーによる粘膜焼灼その他、

アレルギー性鼻炎療法に準じた治療が行われます。最初のうちは鼻づまりに苦 しみますが、1-2週間で元の状態に戻り、粘膜肥厚の原因が薬以外に無ければ、鼻づまりそのものも治ってしまう事例も少なくありません。
しかし重症の場合は、薬やレーザーだけでは改善が難しいことも多く、肥厚した粘膜を切除することもあります。

意識障害のAIUEO TIPS

≪意識障害のAIUEO TIPS≫
Alcohol:急性アルコール中毒
     Vit. B1欠乏症(Wernike脳症)
lnsulin:低血糖
     糖尿病性ケトアシドーシス
     非ケトン性高浸透圧性昏睡
Uremia:尿毒症
Encephalopathy:肝性脳症
        高血圧性脳症
Endocrinopathy:甲状腺クリーゼ
        粘液水腫(甲状腺機能低下症)
        副甲状腺クリーゼ(機能亢進)
        副腎クリーゼ(急性副腎不全)
Electrolytes:Na,K,Ca,Mgの異常
Opiate / Overdose:薬物中毒
O2 & CO2:低酸素血症(肺炎,気管支喘息,気胸,心不全,心疾患,肺塞栓,高山病,肺挫傷)
     CO中毒
     CO2ナルコーシス
Trauma:脳挫傷
    急性硬膜下血腫
    急性硬膜外血腫
    慢性硬膜下血腫
Tumor:脳腫瘍
Temperature:低体温,高体温
Infection:脳炎,髄膜炎,脳膿瘍
      敗血症
呼吸器感染症(肺炎など)
Psychogenic:精神疾患
Seizure:てんかん
Stroke: 脳梗塞脳出血
     くも膜下出血
急性大動脈解離
Senile:老人の脳循環不全脱水
    感染(肺炎,敗血症)
    心不全
Shock:各種ショック
Syncope:失神の原因疾患

2008年10月12日日曜日

シューマンの3番交響曲:ライン

シューマンの交響曲についてはアメリカにいるときBox/Voxの4曲全集を購入した。今から10年くらい前のことである。地味な交響曲だとずっと思っていたが、時々は聞き返すほどのちょっとした琴線に触れる部分はあったわけであり、これはカリンニコフとはことなる。カリンンコフはおそらくもう聞かないだろう、余程のことが亡い限り。今日夜九時からのN饗アワーを聞いていたらシューマンの3番:ラインをやっていたのだが、これには聞き入ってしまったよ。ついに来たという感じ。ようやく私にもシューマンがわかるようになったようだ。これは実はとてもうれしい。いろいろな作曲家のなかでシューマンは本当に苦手だったのだ、これまで。苦手ならきかなければいいのだが、この作曲家だけはなぜか気になるのである。嫌いではないのであった。わからなかったのだ、その良さが。今晩いきなりその良さがわかったというわけで、実にうれしい。

こんなことは滅多に亡いのだよね。嫌いな作曲家は始めから相当嫌いだし、好きな作曲家はかなり初期から入れ込むわけだ。というか、じつは嫌いな作曲家というのはそんなにいないよな。少なくともクラッシック音楽として生き残ってきた曲目であるから、そんなに駄作が残る訳がないからである。そんななかシューマンは苦手だった。本当に苦手だった。でも嫌いではない。わからないだけ。だから今日はうれしいぞ。

2008年10月11日土曜日

久しぶりのブルックナー4番

カリンニコフに触発されて、久しぶりにCD屋さんに行った。昔レコードで持っていたものを買い直そうと思いました。例えばブルックナーの4番。クラシックを本格的に聞き始めた19歳くらいのころよく聞いた。ハイティンクのコンセルトヘボウだったと思う。博多駅のそばでそのハイティンクのコンセルトヘボウ86年版が1000円だった。なんか哀しいぜ、1000円かよ!やはりいいよなブルックナーは。1〜3番を買い直そう。

カリンニコフ:交響曲第1番に失望

なんじゃこれ!・・・・というのが感想である。悪くはないが、ある男のいう「至上もっとも美しい交響曲」はないですな。楽しみにしていた分だけ損したという感じ。チャイコフスキーの周辺音楽だと思います。二流の音楽だと思った。はっきり言って・・・・・・。

2008年10月5日日曜日

Mondor Tietze's syndrome

Mondor病Tietze's syndromeなどは乳腺まわりの病気であることを知ってはいても、実際にはなかなか出くわさない。
それでもMondorは見ただけですぐ診断がつくので、これまで3回くらいは出会っている。

Tietze's syndromeには出会ったことが
ない。・・と思っていたがこれはボクの勉強不足であるな。第2~5胸肋間関関節痛であることを知っていれば意外に出くわすはずであり、そう思った矢先に先日であった。26歳の女性である。場所が特有なだけのありふれた病態なのだろうが、余計な検査をしなくて様子を見れるので、やはり知っておくべき事柄だろうよ。