2012年5月27日日曜日

オーディオを更新したいのだが・・・

小生は音楽を聴くことを趣味、といおうか、もっとも日常的な楽しみとしている。その楽しみの場所は往復の通勤の車の中である。3年前は30分だった通勤時間が今では45分程度かかるようになったために、聴ける音楽が長くなった。最近の車のオーディオはなかなか良いので、iPodに山のように詰め込んだ音源を楽しんでいるのである。

自宅には現在オーディオシステムを持たない。持たなくなって4年になろうか。5年前までは一軒家に住んでおり、深夜の12時にボリュームを12時にしてマーラーを聴こうが誰も文句を言うヒトがいなかった。そんな一軒家に6年くらい居たのだが、今はだめなのだ。今の住まいは集合住宅であるから、音が出せないのである。そんなわけで一切のオーディオシステムを放棄して引っ越ししてきたのだ。BOSEの一体型のコンポ(よく広告でみるでしょ、置物のような小さなやつ)を新たに購入したのと、あとはちょっと値の張るBOSEの
イヤースピーカー(ヘッドフォンですね)だけである。

しかし、最近またぞろオーディオを揃えてもいいかなと思い出した。今の住環境だとボリュームが12時→9時の世界になるわけだが、それでも欲しくなってきているのには訳がある。最近ネット(PC)オーディオというのが利用できるようになってきているのを知ったからだ。1960~70年代に録音された優れた音源が素晴らしい音質でネットを介して手に入るようになってきたのだ。クラシック、ジャズ、ロックなんでも揃っているらしい。こういうことを知ったきっかけは、例のビートルズのリマスター版の発売である。当時(2009年)はCD版が話題になり、小生の悪友たちはこぞって購入したものだ。連中またぞろ年貢を納めたわけだな。小生は買うほどの物ではなかろうと思っていた(TSUTAYAからは借りたが)。実はこのとき

The Beatles [USB] [Limited Edition, Import, from US]
ザ・ビートルズ |
価格: ¥ 29,999

The Beatles [USB]

というものが同時に発売されていた。青いリンゴの形をしたUSBに24bit formatの音源が入っている(とのこと)。この24ビット音源というのが今の流行のようなのだ。

だいたい小生はこの手の流行物に弱いのである。乗り遅れるのである。もっとも乗り遅れて、「しまった」と思ったことはほとんどない。MP3やSACDなんか全く興味がなかったけど、困ったことないもの、これまで。

しかし今回は違う。これには乗ってみようと思うのだ。乗らないときっと後悔すると思うのだ。いくつか理由があるが、一番大きいのは、
iMacとオーディオと音源ソースと映画とテレビが一体化出来そうな環境がようやく訪れようとしていると強く思えるようになったからだ。
本屋で雑誌を見ていると、PCの雑誌とオーディオ雑誌が渾然としてきている。この辺りの雑誌を二〜三冊五月の連休で読んでみたが、まだまだ未成熟とはいえ、今後何が飛び出してくるかわからない活気があるのだ。読んでみてわかったことは、マックでいう Time Capsule(のようなもの)音楽サーバーになり(NASというらしい)これにDA converterというものがつながれば、あとは高品質の音源が既存のオーディオ体系につながるようだ。このDA converterというのはいわゆるCDプレイヤーの大部分をしめるハードウェアなので、気が利いたCDプレイヤーには初めから付属していると考えて良い。マックの場合今後のTime Capsuleの扱われ方、あるいはApple TVの行く末が期待を持って待たれるのだ。

いずれにしても、ようやく最小の機器数と最小の配線数で「家庭内のオーディオと音源ソースと映画とテレビ」がマック一台で一元化できる環境が揃うことが予感される。小生の理想としては、物理的な配線はプリメインアンプとスピーカーの間のみで、残りは全てHiFi無線というのがいい

部屋がスッキリするではないか。おそらく次のiMacはTVと一体化するか、あるいはTVを支配する形になると予想する。職場のPCで家のテレビ録画予約をするのにiCalに書き込むというイメージ。iPhoneでもいいのだけど、iCloudにTVが乗っかかってくるのではないかな。


もっとも期待したいのは、Googleによる検索が今晩から数週間くらいのテレビ番組と連動し、予約が可能になること。例えば「小津安二郎」とでも入れれば2週間後のWowwowで放映予定の「麦秋」を捜してくる。

更にNHKのアーカイブ画像と連動すればもっとよいな。1960年頃の「新日本紀行」と「ねぶた」でググると、いくつかアーカイブが検索されそれを(有料でもよいから)ネットで見ることができる。1980年代の「ホロビッツ」「骨董」で例の来日コンサートが直ちに試聴できる(それも高品質音源で)ようになれば良い。

こういうことが現実化して、初めてネットとTVの連繋が本ものになる。そんな予感がするので、オーディオ環境を新たに作ろうと思っているのだ。

さて、具体的に何を買おう・・・?  

3ヶ月位でスピーカーとアンプとCDプレイヤー(iPODからもいい音が出るヤツ)を選びたいと思い、5月に入り3回ほどオーディオ専門店に足を運んだが、まあおそろしく敷居が高いこと。「貴君など端から相手にしておりませんぞ、当店は」という感じである。ちょっと困っております。

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